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2012年09月09日
2012年09月09日
羽毛ふとん研修 まとめ
一昨日、2人の社員と一緒に羽毛ふとん工場【西川レベックス】に
研修&オリジナル羽毛ふとんを作りに行ってきました。
社員の2人は、初めての見学なので、まず最初にどのような工程で
羽毛ふとんが作られているかを勉強しました。
東京西川の羽毛ふとん 安心の【5つのこだわり】
1.海外から直接買い付けています。
10数年前になりますが、東京西川を通じて当店も
ポーランド・ドイツなどに行き、直接買い付けてきました。
※商社を通して買い付けると、品質が不安定になりがち…。
2.洗浄(不純物をしっかり落とします。)
海外から直接買い付けたダウン(原毛)を綺麗に洗いなおすところから始まります。
輸入する前にも海外で洗ってあると聞きますが、洗い方が適当で
粉塵(ゴミ)がダウンに絡み付いているので、それを取り除かないと、
ニオイ・衛生面が悪い状態で羽毛ふとんになってしまいます。
私どもでは、この汚れ・ゴミを取り除くため、何度も羽毛を洗います。
合格基準は、約100~120cmの試験管に
洗い上げた水をいれ、試験管の底の
十字が見えるほどの綺麗な水になるまで
羽毛を洗います。
※日羽協の合格基準は、50cmの試験管です。
西川は、倍以上の試験管が合格基準!!
3.選別(商品によっては、手選別により大きいダウンを分けています。)
洗い終わった羽毛を、3階建ての大きな機械に入れ、羽毛を風の力で遠くに飛ばします。
小さい羽毛は手前の部屋に落ちますし、大きな羽毛はより遠くの部屋に落ちます。
これによって、羽毛の大きさ(暖かさ)が異なった羽毛ふとんができます。
4.厳しい品質管理
東京西川では、先ほどの洗い終わった水の透明度の基準もそうですが、
独自の合格基準を作っております。
特に、ダウン比率に関しては、とても厳しい基準を設けてあります。
グースorダックのチェック
ダウン一粒を顕微鏡を使い、確認しています。
ダウン比率のチェック
ピンセットを使い、ダウンとフェザーに分けて、
ダウン比率があっているかの確認をします。
東京西川では93%表示なら、95%の羽毛を入れているそうです。
ちなみに、法令基準では±5%まで許されており、93%表示でも88%なら基準クリアーだそうです。
ダウンパワー【新基準】
羽毛ふとんにとって一番大事な検査(基準)!!
ダウン比率を気にする方が多いですが、
一番重要なことがこの数字が大きさです。
この数字が大きければ、ダウン85%でも、
ダウン93%の羽毛ふとんより
暖かく・耐久性があります。
※これまでは、ふとんの中で羽毛にかかる圧力を再現した上で、
試験装置内における羽毛の高さ(mm)を「かさ高」として品質表示してきましたが、
より現実の使用感に近い単位として、羽毛を評価しています。
5.羽毛が片寄らないキルティング 東京西川の特許です。
写真でも分かるように、羽毛ふとんは側生地を縫製してから、羽毛を入れています。
長年使うと羽毛が偏り、えり元や中心部の羽毛が薄くなっていませんか?
これは、羽毛ふとんのキルティングの種類によって起こるのです。
東京西川では、20年以上前から独自のキルティングにより、
この片寄りを限りなく少なくする努力をしています。
今までの工程を全てクリアーした羽毛(ダウン)だけを側生地に入れて出来上がりです。
独特のキルティングのため、羽毛を充填するにも迷路のようで慣れてないと結構大変です。
最後に、東京西川の羽毛ふとんには、商品に付いてくるパンフレットの中にQRコードが入っており【産地】【ダウン比率】【品質データー】などが分かります。
さらに、表示ラベルにも番号があり、その番号を調べると、
どこで採取された羽毛か? 何回洗った? いつ作られた?など
細かな情報も調べることができ、安心してお使いいただけます。
研修&オリジナル羽毛ふとんを作りに行ってきました。
社員の2人は、初めての見学なので、まず最初にどのような工程で
羽毛ふとんが作られているかを勉強しました。
東京西川の羽毛ふとん 安心の【5つのこだわり】
1.海外から直接買い付けています。
10数年前になりますが、東京西川を通じて当店も
ポーランド・ドイツなどに行き、直接買い付けてきました。
※商社を通して買い付けると、品質が不安定になりがち…。
2.洗浄(不純物をしっかり落とします。)
海外から直接買い付けたダウン(原毛)を綺麗に洗いなおすところから始まります。
輸入する前にも海外で洗ってあると聞きますが、洗い方が適当で
粉塵(ゴミ)がダウンに絡み付いているので、それを取り除かないと、
ニオイ・衛生面が悪い状態で羽毛ふとんになってしまいます。
私どもでは、この汚れ・ゴミを取り除くため、何度も羽毛を洗います。
合格基準は、約100~120cmの試験管に
洗い上げた水をいれ、試験管の底の
十字が見えるほどの綺麗な水になるまで
羽毛を洗います。
※日羽協の合格基準は、50cmの試験管です。
西川は、倍以上の試験管が合格基準!!
3.選別(商品によっては、手選別により大きいダウンを分けています。)
洗い終わった羽毛を、3階建ての大きな機械に入れ、羽毛を風の力で遠くに飛ばします。
小さい羽毛は手前の部屋に落ちますし、大きな羽毛はより遠くの部屋に落ちます。
これによって、羽毛の大きさ(暖かさ)が異なった羽毛ふとんができます。
4.厳しい品質管理
東京西川では、先ほどの洗い終わった水の透明度の基準もそうですが、
独自の合格基準を作っております。
特に、ダウン比率に関しては、とても厳しい基準を設けてあります。
グースorダックのチェック
ダウン一粒を顕微鏡を使い、確認しています。
ダウン比率のチェック
ピンセットを使い、ダウンとフェザーに分けて、
ダウン比率があっているかの確認をします。
東京西川では93%表示なら、95%の羽毛を入れているそうです。
ちなみに、法令基準では±5%まで許されており、93%表示でも88%なら基準クリアーだそうです。
ダウンパワー【新基準】
羽毛ふとんにとって一番大事な検査(基準)!!
ダウン比率を気にする方が多いですが、
一番重要なことがこの数字が大きさです。
この数字が大きければ、ダウン85%でも、
ダウン93%の羽毛ふとんより
暖かく・耐久性があります。
※これまでは、ふとんの中で羽毛にかかる圧力を再現した上で、
試験装置内における羽毛の高さ(mm)を「かさ高」として品質表示してきましたが、
より現実の使用感に近い単位として、羽毛を評価しています。
5.羽毛が片寄らないキルティング 東京西川の特許です。
写真でも分かるように、羽毛ふとんは側生地を縫製してから、羽毛を入れています。
長年使うと羽毛が偏り、えり元や中心部の羽毛が薄くなっていませんか?
これは、羽毛ふとんのキルティングの種類によって起こるのです。
東京西川では、20年以上前から独自のキルティングにより、
この片寄りを限りなく少なくする努力をしています。
今までの工程を全てクリアーした羽毛(ダウン)だけを側生地に入れて出来上がりです。
独特のキルティングのため、羽毛を充填するにも迷路のようで慣れてないと結構大変です。
最後に、東京西川の羽毛ふとんには、商品に付いてくるパンフレットの中にQRコードが入っており【産地】【ダウン比率】【品質データー】などが分かります。
さらに、表示ラベルにも番号があり、その番号を調べると、
どこで採取された羽毛か? 何回洗った? いつ作られた?など
細かな情報も調べることができ、安心してお使いいただけます。