ふとんの新保

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先日の【ムートンメンテナンス研修】のまとめです。

1.検品（送られてきた最初の状態を天井からカメラで撮影しています。）

１枚１枚個々に品番を付けてパソコン管理しています。
次に送られてきた時に、痛み具合が分かるようにしています。

2.ほこり除去

風と遠心力の力で、表面上のほこりを取り除きます。

3.クリーニング（基本は、ドライクリーニング）

汚れがひどい時（尿・血・嘔吐物など）は、水洗いしています。

4.乾燥（夏は陰干し、冬場は乾燥室で行います）

急激な乾燥をしてしまうと、革が縮み、毛が固まってしまいます。
ゆっくり、時間をかけて乾燥させていました。
（※写真は、水洗いをした時、革が縮んでしまうので、成形して乾燥させています。）

5.毛おこし作業（ここが非常に重要な工程です）

企業秘密の毛に栄養をあたえる特殊な天然素材をムートンに塗ります。

次に、固まっている毛や寝ている毛を起こしています。

6.仕上げ作業

最後に毛足をそろえるため、刈り上げて出来上がり!!
新品同様に出来上がり、ビックリしました。
左の写真は仕上げ後。　右の写真は仕上げ前。

7.検品・写真撮影

出来上がりの写真を撮影し、個別に保存していました。
次回クリーニングを出されたときの資料として取っておくそうです。

さらに、今回はムートンを作っている工程も見てきましたが、
見た目ではわからない、裏の部分を見ることができました。
左の写真は表側。　右の写真は裏側。
継ぎ接ぎだらけの商品ですが、新品の商品だそうです。

１枚１枚手作業にて縫い合わせていました。

最後に裏生地（中綿入り）を縫い合わせるので、見た目は綺麗!!

でも、当店ではお客様にはご提案できない商品かな…。